今回は「死役所」を紹介していきます。
事故や病気、殺人や自殺など様々な理由で死んでしまった人たちが成仏するために手続きを行う役所でのストーリーです。
死役所とは?
『死役所』は、あずみきしによる漫画作品です。『月刊コミック@バンチ』にて連載されてます。既刊16巻。死役所職員は全員同じ理由で死亡しており、なぜ死後職員として働くことになったのか、そもそも死役所の存在理由とは…死役所を訪れる人や職員が死んでなお「自分の人生はなんだったのか」と考えている物語である。
此岸と彼岸の境界に存在する、死役所。ここには、自殺、他殺、病死、事故死……すべての死者が訪れる。
罪無き者は、天国へ。罪深き者は、地獄へ。あるいは――。魂抉る、死者との対話。
母親の虐待により亡くなってしまった子どもや妻に先立たれ孤独死した老人。
『やりそこねたことがある』『あの時ああすればよかった』などと死んでから後悔する老若男女の人々が毎日やってくる死役所。
休日なんてなさそうですわ。
元の自分の姿に生き返ることは当然ながらできません。基本的に申請書をかけば成仏して来世へと新しい人生をやり直せることができます。
メイギ君…早まらないでね。
死役所の職員はみな死刑囚で死刑執行にて死亡しています。
つまり数人を殺した過去があります。
死役所の職員として働くか、あるいは…。
メインキャラクターであるシ村さん。
いつも穏やかそうな表情を浮かべて「お客様は仏様ですから」が口癖の丁寧に仕事をこなす真面目な男性。
そんな彼も現世で殺人を犯し、死刑執行によってこの死役所で働いています。
他の職員たちの過去も少しずつ明かされていきます。一応無差別ではなくきちんとした背景がありますが人を2人以上殺した罪は重く、同情はできませんでした。
…でもやっぱり殺人は駄目よ。死なない程度に痛めつけようよ。
まとめ
・死役所職員と死んでしまった人たちを描くドラマ。
・後腐れなくスッキリした気持ちで成仏する人もいれば、自分の死をずっと悔やみながら成仏する人もいる。
・死役所の職員はみな死刑執行された人間。
・人の死や犯罪について色々と考えさせられる。
職員が元死刑囚というのには読んでて驚きました。ですがある意味彼らが適任なのかもしれません。
心があたたまるお話は少ないですが興味が湧いた方は是非読んでみてください。
色んなストーリーが展開されるけどスッキリする話もあるし、最後までもやもやな話もあるの。